ソウル深夜編集部―ベテラン編集者とのオフィスレディ・マンファ恋情
16話
ソウルのデジタルコミックスタジオの深夜。ベテラン編集者 Seo Hyejin と若手プロデューサー Min Jae が、原稿の書き直しを通じて互いに惹かれ合う合意の大人マンファ恋情。
落ち目のロマンス連載を立て直せ――そう命じられた若きウェブトゥーンプロデューサー Min Jae は、かつてのベストセラー作家にしてベテラン編集者 Seo Hyejin と組むことになる。深夜まで続く打ち合わせで、シーンを一つずつ書き直していくうちに、職業上の距離が少しずつ縮まっていく。散らかった編集室、二人きりの灯り。彼らが書き換えていたのはマンファのラストだけではなく、自分たち自身の物語のラストでもあった。
深夜の静けさが、彼女のヒールの一歩一歩を際立たせていた。
彼は修正の波に溺れ、次の一手を見失っていた。
共に書き直そうという誘いは、まるで差し伸べられた救いの手だった。
彼女の洞察が、物語の見落とされていた陰を照らし出す。
眼下に瞬くソウルの灯りは、彼の胸に渦巻く問いを映していた。
彼女の瞳に、いたずらめいた光がふと灯る。
空気には、口に出せない気配が静かに満ちていく。
部屋は狭く感じられ、沈黙はいっそう重くなった。
ふたりのあいだに、無防備な弱さがそっと漂う。
声なき誘い、言葉にしない同じ想い。
仕事と欲望の境界が、ゆっくりと滲んでいく。
ためらいは、剥き出しの渇望へと溶けていった。
理性は、熱の波に静かに飲み込まれていく。
明けた朝、ふたりは新しい親密さを共有していた。
原稿はどこか違って見えた―新しく宿った誠実さが行間に滲んでいる。
物語は完結した。けれど、ふたりの新しい物語はいま始まったばかりだ。